自宅で働くというイメージのあるフリーランスですが、実はタイプによっては会社員と同様に会社に出社しなければならないものもあります。フリーランスの働き方には3つのタイプがあり、それぞれに特徴があるのです。1つ目は作業内容や期間が明確に決められているタスク型。案件はロゴのデザインやデータ入力など、数時間から数日といった短い期間で作業が完了します。そのため会社を辞めてフリーランとして働いている方だけでなく、会社に雇用された状態で副業として案件を得ている方もいることがこのタイプの特徴です。成果物を納めれば報酬を受け取れるため、自宅やカフェなど好きな場所で働けます。フリーランスと聞いて思い浮かべるイメージに最も近い働き方でしょう。

2つ目は1つのプロジェクトに参画する形で働くプロジェクト型です。期間は数ヶ月から数年とタスク型よりも少し長くなり、たとえばシステムの開発・改修や、新規事業の企画開発などの仕事に携わります。タスク型と異なり出社するケースが多く、クライアント先のメンバーや他のフリーランスとともに作業を進めることが特徴です。会社員とあまり変わらない働き方ですが、生活リズムが崩れる心配は少なく、報酬も安定しているというメリットがあります。

3つ目は明確な業務範囲や期間が決められていないミッション型です。企業のブランディングや人材育成など、定められたミッションや役割に基づいて業務を遂行させます。数年に渡り企業と契約する案件が多く、その契約も自動更新となっている場合がほとんどです。フリーランスの魅力の1つに自らの能力に自分で価値を付けて報酬額を決められることというものがありますが、その魅力を最も享受できるのがこのタイプだといえるでしょう。